最近の工事現場では多種多様な資格があり、どれを取得するべきか悩む方も多いと思います。
そんなあなたへ、現場監督ならば取得しておきたい資格について解説します。
工事現場で現場監督として活躍されている若手の方や、これから現場監督になって活躍される方も是非チェックしておいてください。
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現場監督の必須資格はこれだ
まずは資格が無いと現場監督が出来ないのかというと、そんなことはありません。
官庁工事や大規模な工事などは工事管理することが出来ませんが、民間の修繕だったり、細かい改修工事などは出来てしまいます。
そしてもちろん最初は皆さん資格がない状態でスタートですから、先輩方の下について大きな物件の手伝いをしながら現場を学んだりします。
そんな現場監督に必須な資格といえば、間違いなく一級建築施工管理技士になります。
資格を取得するとどうなるの?
では実際に資格を取得すると何がどうなるのか考えてみましょう。
ここではあくまで例として、一級建築施工管理技士の資格を取得した場合として考えます。
給料が上がる
まず、みなさんも1番気になると思いますが給料のUPにつながるでしょう。もちろんこれについては会社によって異なると思いますが、5,000〜20,000程度UPするのではないでしょうか?
現場所長になれる
責任が1番重いですが、やりがいも1番ある所長のポジションに就くことが出来ます。
所長とは、その現場での最高のポジションなので、全てを自分の思い通りに動かすことができます。
知識が身につく
試験に合格するためには、一定の期間真剣に勉強に取り組むため、建設業界の工事全般の知識が自然と身に付くでしょう。
そしてその知識は一生ものになりますので、必ず仕事で役に立ちます。
新築工事・改修工事・官庁工事・民間工事と、本当に色々な工事がありますが、知識があればどの工事にも対応出来ることでしょう。
簡単に考えただけでも、上記3つのことがメリットとして挙げられます。
まず確認すべきことがありますので、説明しますね。
一級建築施工管理技士とは?
ここで一級建築施工管理技士について説明します。
国家試験なの?
一級建築施工管理技士は国家試験に分類されます。取得出来れば、かなりの活躍が期待できますが、その分取得する際の試験の難易度も高くなっています。
誰でも受けられるの?
この資格は誰でも受けられるわけではありません。試験を受けるためには、受験資格を満たしている必要があります。
この受験資格というのが意外に大変でもあります。つい最近では、この実務経験を詐称して資格を取得していたとして、ニュースになったこともありました。
資格を取得していたとして、ニュースになったこともありました。
私も受験するときに、実務経験がギリギリだったこともあり、いろいろ前倒しできないかと考えたのですが、条件が結構難しく何回も確認した経験があります。
まだ確認していない方は下記をご覧ください。
私の経歴は、普通高卒で就職して実務経験を積んで今年ようやく1級の資格を取得しました。
その前に、2級を受けて合格していたので、多少なりとも早く試験が受けられるようにということで、上記の表のニの欄の高卒指定学科以外で受験資格を証明しようとしていました。
ところが、運悪くというか、計画性がないというか転職してしまったので、経験を証明することが出来なくなってしまったのです。
なんとか頑張って、書類などは途中まで作成していたのですが、証明者の欄に前会社の代表印が必要だったため諦めました。
試験ってどんな内容なの?
さて実際の試験ですが、実質試験を2回受けることになります。えぇ2回も受けるのって声が聞こえてきそうですね。
まず学科試験と呼ばれる、マークシート方式の試験を受けます。これは、建築の施工全般についての勉強が必要になります。
それに合格すると、次は実地試験で自分自身が経験したことを、自分の言葉として記述していく試験になります。
実地試験は経験談を書くことになるので、現場監督の経験が無いと非常に難しく感じると思います。
ところで試験は難しいの?
人によって意見が分かれるところだと思いますが、私個人的な意見で言いますと、すごい難しかったというのが感想です。
ここ3年間の合格率ですが、学科試験の合格率が39.6%でした。次に実地試験の合格率が、39%でした。去年は比較的高い合格率になっていました。
合格を目指すために
試験のための学校とか、合宿がいくつもあると思いますが、私はとにかく過去問をこなすことが大切だと思います。
学科試験に関しては、過去問をとにかくやっていれば、同じ問題や同じ傾向の問題が多数出題されますので、合格出来るようになると思います。
実地試験に関しては、とにかく経験記述を書いて訂正して精度を上げていくことが大事だと思いました。
まとめ
とにかく資格が必要になってきた建設業界ですが、一度取得出来てしまえば一生モノの資格と知識が手に入ります。食わず嫌いで最初から諦めるのではなく、少しでも資格取得の意識があるのであれば、早く勉強に取り組んで合格目指して頑張りましょう!
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