最近話題の働き方改革って一体なんなの?
現場監督の働き方改革って、実際どんなことなんだろう?
働き方改革を実行するとどんな良いことがあるんだろう?
そんな働き方改革で色々な悩みを抱えている建設業関係の仕事にお勤めのみなさん。
建設業で13年働いていて、今も現役建設業者の私が、建設業・現場監督の働き方改革についてお伝えします。
この記事を見てもらえば、建設業の働き方改革・現場監督の働き方改革の制度や取り組み方、その効果が分かるようになります。
では、さっそく見ていきましょう。
スポンサーリンク
現場監督の働き方改革とは?
そもそも働き方改革とは、一体どんなものなんでしょうか?
実際に調べてみました。
以下厚生労働省より引用
「働き方改革」は、働く方々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で「選択」できるようにするための改革です。
日本が直面する「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」、「働く方々のニーズの多様化」などの課題に対応するためには、投資やイノベーションによる生産性向上や、就業機会の拡大、意欲・能力を存分に発揮できる環境をつくることが不可欠です。
働く方の置かれた事情に応じて、多様な働き方を選択できる社会を実現することで、成長と分配の好循環を構築し、働く人一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指します。
以上が働き方改革について書かれていたことです。
んー難しいですね。
要するに、働く側つまり私たちがテレワークやオフィスワークなど、その他多彩な働き方を選択して、より良い環境化で仕事を行うことによって、個人の成長(仕事の効率化や、やり方の工夫)や会社の成長(売上げアップ、利益アップ)につなげていこう、ということだと思います。
スポンサーリンク
建設業で働き方改革が進まない本当の理由
ここでは、働き方改革がなかなか進んでいかない建設業の本当のところについて考えてみました。
主に3つの理由が浮かんできました。
下記でそれを解説していきます。
建設業界の中で意見が分かれているため
建設業のなかでも、働き方改革については意見が分かれていますよね。
働き方改革をおこない、週休二日制を取り入れて、仕事のモチベーションを挙げていこうという考えを持っている人。
もっと働いてとにかく稼ぎたいんだという人。
どちらが正しいとかはありませんが、皆さんが良くなる制度でないと、改革を進めていくことは難しいのではないでしょうか。
週休2日にしても給料が下がらない工夫などが必要となりそうです。
施主の要望には応えるスタンスだから
建設業は、お客様ありきな商売です。
言ってしまえば、サービス業と同じというわけです。
全員が全員そういうわけではないですが、お客様の意見は絶対という古くからの考えが残っている方がいることも多々あります。
例えば、そもそも工期が厳しい現場で、さらに工期を縮めるように催促されたり。
予算が厳しい現場で、さらに予算を削られたらすることもあります。
そういうことがなくならないと、働き方改革が進んでいくのは難しいですね。
まず、トップダウン方式で上から変わっていかない限り、働き方改革を実行していくことは難題に感じてしまいます。
行政も工事進行重視なところがある
一般的に働き方改革を進行していくための行政側としても、工事の遅れは許さない風潮があります。
もちろん、工事が遅れるということは良いことではありません。
日本人は、遅れにすごく敏感です。
遅れることで、少なくとも迷惑がかかる人が出てきます。
そういうことにならないためにも、行政は工事の進行重視にせざるを得ない部分はあるとおもいます。
とは言え、働き方改革を進めていきたいのであれば、多少なりとも余裕をもった工期設定を最初にしなければ、なかなか難しいと言えます。
働き方改革として出来ること
このままではグチってるだけの記事になってしまいそうなので、ここから具体的に出来る行動を紹介していきます。
無駄なことを徹底的に排除しよう
よく仕事をしていて、これって無駄だよなーとか感じることないですか?
これをやっても、やらなくても変わらないとか、昔からやっていることだからやらなくちゃいけないとか、そんな無駄なことはやめてしまいましょう。
上記はかなり極端な例になってしまいますが、本当にそういうことなんです。
怒られて済むのであれば怒られてしまいましょう!その後の負担が全然違ってきます。
休む勇気を持とう
これはまさに、私がそうなんですが、なかなか休む勇気が持てません。
どういうことかと言うと、休んでいると不安になってしまうのです。
具体的には次のようなことを考えてしまいます。
- 現場で何かあったらどうしよう
- 休み明けは何をしなければいけなかったんだっけ
- そういえばあれやらなくちゃいけないんだ
休みになった途端に色々なことを思い出してしまって、それだったら仕事をしていたほうが良いと言う思考になってしまいます。
日本人は切り替えが上手に出来ないんですよね。
オンとオフがパッと切替えられないので、ずっと仕事のことを考えてしまう。
これはけっこう難しいと思いますが、下記のことを実践してみましょう。
- 週末に休み明けの予定を把握しておく
- 休み中はマナーモードにしておく
- とにかく楽しめることに没頭する
以上になります。
言うのは簡単ですが、実行するのはけっこう大変ですよね。
ときには、諦めということも大事です。
お客さんとも対等でいよう
これってけっこう出来て無い方が多いのではないですか?
お客様は神様だってことは、百も承知なんですが、それだけでは上手くいきません。
むしろ、お客さんは一緒にものづくりをしていく仲間だと思った方が、よりうまくいく気がします。
お客さんの方も、色々な意見が聞けた方が絶対にいいと思いますし、なによりそういう間柄のほうが気軽に意見が言えますよね。
こっちは素人だから、これって言ったらまずいのかな?とか、こうしてほしいけど無理なのかな?
なんて考える人だっていると思います。
ぜひ早くにいい関係を築いていけるようにしたいですね。
働き方改革で得られる効果
では次に働き方改革で出来ることをすると、どうなっていくのかというところについてお伝えします。
デメリットとしては残業代や休日出勤手当などが無くなることによる、お金関係が多いと思います。
ここではメリットを見ていくようにします。
効率よく働くようになる
まず当然ながら今まで行っていた業務はそのままに、休日や残業の時間が仕事時間では無くなるので、仕事の効率化を目指さなくてはなりません。
必要か不要かの判断や、就業場所、就業時間など、最大限に力が発揮出来るように各自で調整が必要です。
もちろん会社からの指示命令があると思いますので、そこも無視するわけにはいきません。
しかし慣れとは怖いもので、おそらく一ヶ月くらいすると皆さんその現状に順応してくるはずです。
そしてそれが当たり前になってくるので、効率良く働くことを皆で意識するようになるでしょう。
自由時間が増える
効率良く働いて定時に帰る、もしくは定時で仕事を終えると、そこからがあなたの自由時間になります。
今まで、夜寝る前しか出来なかった動画干渉や、ゲーム、副業などにもたくさんの時間が使えるようになります。
この機会に副業を始めてみれば、無くなってしまった残業代などの負担が回収出来るかもしれません。
時間が増えるということは、とても良いことなので、有意義に使いたいですね。
気持ちが楽になる
最後はこれです。
今までずっと休まることがなかった人も、強制的に仕事が出来ない時間が出来ると諦めがつきますよね。
これから先、今まで以上のストレスがかかることも懸念されますので、ゆっくり休める時間がたくさんあることは、良いことです。
今までの分を取り返すつもりでゆっくりしましょう。
働き方改革のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今日は少し難しい内容になってしまいましたが、働き方改革は今話題になっている取り組みのひとつです。
働き方改革の出来ることから始めて、効果を実感しつつ挑戦していきましょう。
スポンサーリンク