まるで川じゃん!ベランダの排水溝のつまりを解消する方法を【5ステップ】で徹底解説します。

ゲリラ豪雨や台風の大雨でバルコニーやベランダが池になって困っていませんか?
大雨が降った次の日ベランダに出ようとすると、あれ?サンダルが浮いてる・・・池になっているなんて経験ありませんか?

バルコニーやベランダというのは、基本的に外に設置されていますので、雨だけでなく土ほこりや枯れ葉なども落ちてきます。
それらを掃除せずに放置していると、ベランダやバルコニーの排水溝がつまってしまうんです。

つまってしまうと、大雨のあとにサンダルがぷかぷかと浮いている、池のようになっているなんてことになってしまいます。

ベランダが池になっていたら、焦りますよね?でも大丈夫です。
この記事を読めば、どうやったら排水溝のつまりが解消して池が直るのかがわかります。

では、さっそく見ていきましょう。

自分で修理するシリーズの他の記事はこちら

【必見】壁に穴があいてしまった!修理出来るの?対処方法を解説

ベランダの排水溝のつまりを解消する5ステップ


ベランダ・バルコニーの排水溝のつまりを解消する方法を5ステップで説明していきます。
この通りに行えば、水が溜まっていて不衛生だったベランダがキレイになりますので実践していきましょう。

必要なものを揃えよう!

まず初めに、必要なものをリストアップしました。下に書いたものを揃えてみましょう。
ほとんどの物は、ダイソーやセリアなど100金で揃えられるものです。

絶対に必要なもの

  • ゴム手袋
  • 水が入らない靴(長靴やお風呂掃除用の靴)
  • ゴミ袋(多めに)
  • 園芸用のシャベル(先が平らなもの)
  • 洗うための水
  • 何を見ても動じない心(かなり必要です)

あると便利なもの

  • ゴミをつまむトングのようなもの(手でいける人は不要)
  • スポンジ、ブラシ(ベランダ専用にしたほうが良い)

動じない心って必要なの?何するの?って思ったかた、けっこう汚れている場合が多いので、そういうのが苦手な人のためにリストアップしました。

上記のものを用意出来たらさっそくベランダに向かいましょう。

ベランダの構造を理解しておこう

まず簡単にベランダの構造を説明しておきます。
ベランダ、バルコニーは各階の外部に設置されているのが一般的です。今回は、外部に設置されているものとして話を進めます。

おそらく多くのベランダは、室内から外に出るために、床の高さで設置されている窓から外に出られるようになっています。

ベランダの外に出ると少し低い位置に床があって、外側の壁は腰くらいの高さで囲われているようになっていると思います。
床の両端か片側、もしくは真ん中に落とし口(ドレン)という、ベランダの排水を流すための穴があります。

これが、皆さんが思っている排水溝のつまりの原因です。
そこに落ち葉やドロがつまり、ベランダが池になるという現象がおきています。

排水口を確認してみよう!

ほとんどのベランダの排水口には、落ち葉や泥汚れが排水管の中に流れこまないようにカバーがついていると思います。
そのカバーに落ち葉や泥がくっついてしまい、水が流れなくなっている可能性が高いので、まずは排水口を見つけてみましょう。

排水口が見当たらないという方は、ベランダ、バルコニーの床が剥がせるかどうか確認してみて下さい。

というのも、賃貸物件などにお住まいの場合が多いのですが、ベランダ・バルコニーの床の上にすのこや置くだけのタイルなどを敷いてある場合があります。
そういったものが敷いてあると、その下に排水口が隠れてしまっているんです。

床がめくれそうかどうか、ベランダ・バルコニーの端の方から細い棒のようなものを突っ込んでめくってみて下さい。

排水口まわりから掃除しよう!

さて、排水口が見つかった方は汚れが確認出来ましたか?落ち葉や泥がすごかったって方、けっこういたんじゃないでしょうか?
ベランダも、お風呂や台所と同様によく詰まってしまうヶ所なので、6ヶ月~1年で1回くらいは掃除しておきたいですね。
さっそく掃除方法ですが、先程のリストで用意したトングやシャベルで出来る限り溜まっている落ち葉や泥汚れを取り除きましょう。

全部水で流しちゃえばよくない?
それは危険ですよ!

えっ?なんで?元々排水する穴なんでしょ?
そうなんですが、落ち葉や泥をそのまま流してしまうと、その穴の先の配管でつまってしまいます。そうなると、専門業者による修理が必要になる場合もあるのです。

・・・それは大変になっちゃいそうですね
そうです。ゴミは出来る限り取り除くようにして下さい。

ゴミが一通り取れた方は次へいきましょう。

ベランダの床掃除をしよう!

ベランダの床には、長い期間をかけて積もった土埃などの泥が多くあると思います。
まずはこの泥を先程と同じように取り除くところからやりましょう。

けっこうゴミ袋がいっぱいになると思いますよ。

ワンポイント
ゴミ袋が水などでパンパンになってしまうので、小さい穴をあけて、余分な水分などを流しましょう。
その後でもう1枚のゴミ袋の中に入れて下さい。ある程度小さく出来ると思います。

ある程度泥が取れたら、水を流してOKです。
・・・が、その前に!
排水口に元々ゴミが入るのを防ぐカバーみたいなのがついていた場合は、まずそのカバーを装着してから水を流して下さい。
まだゴミが残っていた場合には、それが流れてしまう恐れがあります。

あとはスポンジやブラシなどでベランダの床をこすって洗えばOKです。
どうでしょうか?キレイになりましたか?

ベランダがキレイになると気持ち良いですよね。
できれば定期的に排水口は確認しておき、つまり具合をチェックしておけば池になることもないので、とっさに慌てなくて済みそうです。

排水口が分からない人

ここまで説明しましたが、実はまだ排水口がわからないで困っている。一体どこにあるんだ?

そんな方は、排水口がどこにあるのか確認する簡単な方法がありますので見てみましょう。

排水口の先には配管がつながっていますので、簡単に確認するには、下の階の配管を見てみます。
ベランダの下から出ている雨樋の配管があれば、その上に排水口がある可能性が高いです。

水がたまって池の様な状態まま放置すると雨漏りに?


掃除してベランダ・バルコニーの水溜まり(池状態)は解消出来たと思いますが、もし池の状態のまま放置しておくとどうなっていたのでしょうか?

ベランダやバルコニーの窓は床から設置されている場合が多いと思います。
その場合、台風やゲリラ豪雨で大量に雨水がベランダに流れ込んできた場合には室内に入ってきてしまう可能性が考えられます。

そうならないために、建築時にオーバーフロー管が設置されている家もあると思います。確認しておきましょう。

豆知識
オーバーフロー管とは
雨水が一定の量までたまると、壁から排水して室内に水が入らないように壁に取り付けてある配管のことです。

これが無い場合には、室内に水が入ってしまいます。
排水口の定期点検を必ず行いましょう。

また雨漏りの原因になるということが考えられます。

池のままになっていると、窓の下部分や外壁の隙間から室内に水が入ってくることがあります。
その場合下の階に水が垂れてきたり天井や壁にしみが出来たりします。

気づいたときには、天井や壁がカビだらけなんてことも・・・
そうならないためにも一定期間でベランダの掃除をすることが大切といえます。

業者さんに依頼した方がいい?


排水溝がつまってしまい、家を建ててもらった建設会社や賃貸の管理会社に連絡すると業者を頼みますか?と言われる場合があります。

もちろん、苦手な人は頼んでもいいと思いますが、業者さんに依頼しても最初にやる処置方法は同じく排水口の掃除です。

また、業者さんによってはかなりの金額を請求される場合も・・・
では、どんなときに頼むのがいいのかを考えてみましょう。

業者さんに頼まなくてもいい場合

上記で見ましたように、排水口のつまりが原因である場合には、ベランダの排水口の掃除で済んでしまいますよね?

その場合には、業者さんに依頼しなくいいと思います。
排水口のつまり程度でお金を取られるというのもバカバカしいですし、時期によってはなかなか業者さんと都合が合わないこともあります。

この場合には、自分でやってしまった方が早く安くすみます。

業者さんに頼んだ方がいい場合

もしも排水口の落ち葉や泥汚れをとっても、つまりが解消されない場合には迷わず業者さんに依頼しましょう。

そんな場合には、排水口の先の配管でつまってしまっている可能性が高いです。
そうなると、素人ではなすすべがありません。もしかしたら、配管をやり直す必要もあるかも・・・

管理会社、もしくは建築してもらった建設会社に連絡して業者さんを手配してもらいましょう。

ベランダ排水溝つまりのまとめ


ここまで読めば、排水溝のつまりは大体の方が解消されたと思います。
普段あまり意識しない場所だけに、とっさにつまると焦ってしまうと思いますが、この手順で掃除すればもう大丈夫です。

雨漏りや、浸水の前に気づいて対処しておけば最悪の事態にはならずにすみますので、定期的な点検を心がけて下さいね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA