いざ現場監督になってこれからバリバリ仕事をしていく上で、うまくいかないことも当然ありますよね。
実は現場監督には大きく分けて3パターンのタイプがあります。
ですから自分がどのタイプに分類されるかで仕事のやり方が変わってくるのです。
今日はその現場監督のタイプについて考えていきます。
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現場監督は3タイプ?
自分の理想はこんな監督なんだけど、今やってる仕事は正反対なんだよなぁとか、自分はもっとこういう風に仕事したいんだけどと思った事はありませんか?
それはズバリ今の働き方とあなたのタイプがマッチしてない可能性があります。では早速、どんなタイプがあるのか考えていきましょう。
現場重視タイプ
まずは現場重視タイプから見ていきましょう。
このタイプの特徴は、常に現場の最先端にいることが挙げられます。そのために職人さんとのコミュニケーションが上手いです。
何をするにも現場優先で、現場をやりやすくするようにと考える傾向があります。
場合によっては現場の雑用や、力仕事なども行うことがあります。
事務所重視タイプ
次は事務所重視タイプです。
このタイプの特徴は、常に事務所にいて図面や書類などを作成しています。
現場に長時間いる事はないでしょう。
工程表や図面をもとに、やりづらい場所や日程の調整等を行いますので、事前に問題点などを発見することができます。
営業マンタイプ
最後の営業マンタイプを考えてみましょう。
中小企業の現場監督は営業も兼ねていることがあるためこのタイプが生まれます。
このタイプは現場に行って打ち合わせをしたらすぐにいなくなってしまいます。
自ら仕事をバンバンとってこれるため、仕事が切れることがなく、次々に案件をこなして売り上げを上げることが出来ます。
以上3タイプをご紹介しました。当てはまっているタイプはありましたか?もしくは2つに当てはまっていたり、1つも当てはまらなかったりしましたか?
最初に書きましたが、個人的に感じた3タイプですので、もっとあるよとかあれば教えて下さいね。
3タイプのメリットとデメリット!
次に上記の3タイプについてのメリットとデメリットについて考えていきましょう。一体どれが自分にあっているのかますます分かってくるようになりますよ。
では早速いきましょう。
現場重視タイプのメリット・デメリット
メリット
- 職人さんに信頼される
- 皆で建物を創っていく感を味わえる
- 細かい納まりが分かるようになる
- 精神的疲労が無い
デメリット
- 書類の作り方が分からなくなる
- PC作業に苦手意識をもつ
- 肉体的疲労がある
以上が現場重視タイプです。
事務所重視タイプのメリット・デメリット
メリット
- 工程などが先々まで把握出来る
- 書類作成が早くなる
- 図面上で難しい納まりなどがあらかじめ分かる
- 肉体的疲労が無い
- PC作業が得意になる
デメリット
- 職人さんとコミュニケーションが取りづらい
- 現場に出るのが億劫になる
- 現場の進捗が分かりづらくなる
- 納まりが現場と図面で異なることがある
以上が事務所重視タイプでした。
営業マンタイプのメリット・デメリット
メリット
- 自分で仕事を取れる
- 色々な人と打ち合わせをするのでトーク力が上がる
- お金の流れが掴める
- お客さんが自分についてくれる可能性がある
デメリット
- 現場の納まりが職人さん任せになる
- 仕事がありすぎて手配など忘れることがある
- 仕事が途切れないので、休めなくなる
- クレーム対応などが遅れる
以上が営業マンタイプについてでした。
実際どのタイプが1番いいの?
上記では、各タイプのメリット・デメリットを考えてみました。どれも一長一短があり、完璧な現場監督になるというのは、なかなか難しい道のりですよね。
では実際には、どのタイプが1番いいのかというと・・・全部MIXです!!
いやいや、ここまできてそれかよと思いました?しかし、どんな仕事にしてもそうですよね?
いい仕事方法を真似る、いい先輩のやり方を真似る。そうやって始めて仕事が出来るようになって、自分の色も加えて一人前になります。
つまり全部のタイプのいいとこ取りをしてしまえばいいのです。ってそんな簡単じゃないよって思いました?そんな方は少しでも理想に近づくために次のことをやってみましょう。
タイプ別仕事ちょい足し改善術
各タイプにちょっと足しすれば全然違った仕事の取り組み方になってきます。少しでも実践していってみましょう。
現場重視タイプのちょい足し
現場重視タイプは現場にずっと出ていますので、少しでも事務所に戻って書類を作ってみましょう。もちろん最初から完璧な書類が作れるわけもありません。
たとえば、現場で気づいたことをエクセルで表にしてまとめてみるとか、そんなちょっとしたことをやってみましょう。
周りの人も、あれっ?ちょっと変わった?って感じるかもしれません。
事務所重視タイプのちょい足し
事務所重視のタイプの方は、少し長い時間現場で作業を見守ったり、細かいところを見て歩くようにして下さい。
そうすることで、図面上では思いつかなかった納まりや、あれ?そろそろあれ取り付けしたいなとか気付くことがあると思います。
もちろん、職人さんとのコミュニケーションも忘れずに!
営業マンタイプのちょい足し
一番むずかしいのが営業マンタイプです。ちょい足ししようにも忙しすぎて無理と思っている方もいると思います。そこはグッとこらえてちょい足ししましょう。
一日打合せを極力抑える日を作って、現場で作業を見る日と事務作業に当てる日に使います。出来れば週1回それが出来ればベストです。
特に現場で作業を見てどこが問題になりそうか?過去に失敗したところはあるのか?などを気をつけて見れればいいですね。
これだけで、次回にも同じような案件があれば最初から気付くことが出来ます。
現場監督タイプまとめ
どうですか?ちょい足しして自分のタイプから脱却して少しでも理想の現場監督に近づく努力をしていきましょう。
当然ですが、最強の現場監督は全てがこなせる監督です。大手企業などでは、分業化が進んでいるために、全て自分でやるのは逆に難しいですが、中小企業で全て出来る要素があるのなら、経験のために飛び込んでみましょう。
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